ぼっち席が話題!採用大学の学食に社会の批判は?心理的真相を検証!

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どうも、のりたまです。

梅雨も後半戦。

どうやら梅雨にも前半と後半があるようで今年は前半はしとしと雨、後半はザーザー雨になるとの予報がありました。

それを実証するかのように昨日は九州地方が大雨に見舞われたようです。

さてさて、いま世間ではあるキーワードがひそかな波紋を呼んでいます。

その名も『ぼっち席』

へ?って感じですよね。

詳しい内容とこの言葉の生まれた世相を追ってみました。

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ぼっち席とは?

この言葉を聞いて言葉の意味を知っているのは今は学生くらいです。

世間の反応といえば、

 

 

えっ?どっち席?ぼっち席?」

「全くわからない。聞いたこともない。」

「ぼっちせき…、病気ですか、何かの…。」

 

 

と、何かの状態、症状と解釈されてしまうほどです。

このぼっち席、平たく言うと

1人でご飯食べるっていうものです。

友達がいない孤独な状態をいう「ひとりぼっち」と、シートの「席」を組み合わせた言葉なんですね。

あ~、なるほど~って思いました?

たしかに、一人ぼっちでいる人のことを

「あー、あそこにぼっち君がいるよ」

と何気ない会話に使われていた気がします。

「ぼっち席」、具体的な状態はついたてで仕切られた1人用の席のこと。

ついたてで仕切られたと言えば、まんが喫茶、インターネットカフェなんかでの象徴的な個室空間を指していました。

これがどうやら大学の学生食堂にまで及んでいるというんですね。

こんなかんじ。

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ん~、完全に仕切りに覆われた一人席とは違い、どうやら向かいの人との境界線をしっかり作るための仕切りのような感じですね。

大学生といえば、昔から学生寮、サークル、ゼミ、キャンパスライフという名のもと、同期の桜を思い出させるにふさわしい、コミュニティの集まりをイメージしますよね。

そこにいまの人間関係の縮図を見える形にしたのがこのぼっち席。

昔は人目を避けてトイレで食事をする「便所飯」なんて言葉もありましたがそれに近い状況なのでしょうか?

テーブルを仕切った大学の学食のぼっち席、2012年に京都大学の学食に登場したのが始まり

いまでは学習院大学、神戸大学でも採用されています。

いまではぼっち席を思わせるこんなラーメン屋さんもあるくらい!

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すごい隔離感!

このお店、店員さんの顔も見れません。

すだれ越しに言われる、

「お待たせいたしました~。とんこつラーメンです♪」

の美声でイメージを膨らませるしかないんです^^;

でも味は確かでとてもおいしくて、いろいろトッピング、麺の固さ、スープの濃さも選べてバリエーションが多いお店なんですよ!

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名前は天然とんこつラーメン「一蘭」

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ぜひ足を運んでみてくださいね。

お店の詳細はこちらからどうぞ!

世間の反応、社会の批判は?

この学食の現象に対して街の大人はどう思ってるのでしょうか?

基本的には表面的にとらえた批判的な意見が多いですね。

 

 

会社でもそう人いますよね。事務の関係は、ひとりで自分の席作って、ひとりで食べている人いますよ。ちょっと対話能力のない人が多いから。

 

学校生活は横の繋がりで社会生活は縦の関係ですよね。
学校生活の横の繋がりは人生の中で大事な時期だと思うんですよ。そういう友人を作る意味でも、隔離しないで、なるべくみんなが寄り合える席を作った方が良いと思いますね。

 

 

と批判だけでなく、いまの学生生活ならではの長所とアドバイスを世間の大人は伝えたいようです。

学生の反応と心理的理由とは?

「ぼっち」自体若者言葉で、そもそも字のごとく一人ぼっちと意味するときと、集団と一定の距離を置くという意味でも使われています。

今年からぼっち席を導入した学習院大学も、もちろんぼっち席という名前を使っていませんし、導入当初ひとりぼっちの学生がたくさんいるんじゃないかと報道がなされ誤解を与える記事もありました。

実際、学生側の捕らえ方はどうなんでしょう。

まずはついたてがなかったときの意見。

 

 

●ああいう対面式の机だと誰とかってわけじゃないですけど視線が気になりますね。

●ひとりでカレーとかがっつりのときは恥ずかしい。

 

 

 

ということで、ついたてがあることで「視線」をさえぎることができることが大きいということですね。
ついたてがあると、他人の目が気にならないし、食べているものを見られたくないという、特に女子大生にとってはありがたいスペースになっているようです。

中にはこんな意見も。

「ひとり席で食べていても、友達が来れば隣で食べるし、必ずしもひとりぼっちではない」

という、決めつけられた印象をぬぐう意見と、

「大人数のグループが来たときに、「迷惑なんじゃないか」と空気を読んでしまう」

という、とてもいまどきな繊細な意見もあるようで、相手に対する気配りもあるようです。

確かにこのついたてのついたテーブルがあるという現象だけで「コミュニケーション不足」のように決めつけてしまうのは乱暴かもしれませんね。

学食に関する動画h3>

韓国嶺南大学の学食を動画でどうぞ!

やはりどの国でも学食は安くておいしいのが魅力ですね!

ってかクオリティ高い!!

編集後記

ぼっち席って名前そのものにちょっとネガティブ感が出てますが、本当に一人の世界を大事にしたいとき、1人で勉強したいときとか有効ではないかと思いますね。

そこで大事なポイントがパーソナルエリア。

人間は自分の世界を保ちたいというパーソナルゾーンがあるんです。

それは自分で両手を肩の高さまで広げたときの範囲。

ここにまったくの他人に入られると人間は無意識的に警戒するものです。

友達関係はそこから一歩踏み込んだ互いに握手をするくらいの距離。

恋愛関係の男女の距離はもちろん互いが触れ合う距離です。

今回のこの学食のテーブル、ついたてを外すとあまりにもこのお互いのパーソナルゾーンに入り込んでいる距離なような気がするんです。

そう考えるといままでこの学食で食事をすることが、学生にとってなんとなく居心地の悪い食事の場と化していたのではないでしょうか。

それを感覚的に感じ取り、学生のリクエストによりできたのがこの「ぼっち席」なのかもしれません。

先ほどの写真でも見てみると確かに向かいの人との距離が近いですよね…

そういう意味からついたてのあるテーブルにしたほうが相対的に見ていい部分が多いのかもしれません。

ただ大学側にもメリットがあって、ついたてがないとき人目が気になる学生は、それを避けるようにこれまで外のお店に食べて行ってたんですが、これからは学食で普通に食べられるとあって売り上げが上がってきているということですよ。

コミュニケーションって、言葉、表情、声のトーンなども大事ですが、意外と相手を意識した『距離感』がそれ以上に大事な気がしますね。

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